授業の到達目標/Goals for the class
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・まず一般論として「外交」とは何であるのかを歴史的・理論的な背景も含め、深く理解する。 ・その上で職業外交官の世界がどの様なものであるのか、外交場裏のリアリティについて理解する。 ・以上を踏まえ、我が国外交の在り方について議論出来ると共に、市民社会の一員として外交に関心を持ち、関与していく。
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授業の内容及び授業の方法/Contents and method of the class
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・講義を基本とするが、受講生とのインタラクティヴなやりとりも重視する(ソクラテス・メソッド)。 ・毎回レポートを課し、講義内容の理解度を測る。 ・学期末試験は論述式で行う。「もし私が日本国の外交官だったら」という前提での回答を、仮想事例について求める。
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授業計画/Class plan
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実施週/Week
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内容/Contents
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第1週 /
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第1講(オリエンテーション)「なぜ今、外交官・外交について知る必要があるのか」 →オリエンテーションとして、なぜ今、外交官・外交について知る必要があるのかについて問題提起をし、論点の整理を行う。
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第2週 /
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第2講「外交官の世界を知る(その1)」 →課題図書(有馬龍夫『対欧米外交の追憶(上)・(下)』をテキストに、最前線で我が国の外交官がどの様にして活動しているのかについて史実を交えて検証する(特に1960~70年代について)。
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第3週 /
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第3講「外交官の世界を知る(その1)」 →課題図書(有馬龍夫『対欧米外交の追憶(上)・(下)』をテキストに、最前線で我が国の外交官がどの様にして活動しているのかについて史実を交えて検証する(特に1980年代について)。
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第4週 /
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第4講「外交官の世界を知る(その1)」 →課題図書(有馬龍夫『対欧米外交の追憶(上)・(下)』をテキストに、最前線で我が国の外交官がどの様にして活動しているのかについて史実を交えて検証する(特に1990年代以降について)。
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第5週 /
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第5講「特別講師による講義」 →現役の我が国外務省幹部職員による講義を行う。
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第6週 /
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第6講「”グローバル社会”における外交官」 →1990年代後半以降、急速に進展したグローバル化の中で何が課題になっているのかを学ぶ(特に金融資本主義化について)。
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第7週 /
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第7講「”グローバル社会”における外交官」 →1990年代後半以降、急速に進展したグローバル化の中で何が課題になっているのかを学ぶ(特にデジタル化について)。
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第8週 /
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第8講「”グローバル社会”における外交官」 →1990年代後半以降、急速に進展したグローバル化の中で何が課題になっているのかを学ぶ(特に情報リテラシーについて)。
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第9週 /
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第9講「”グローバル社会”における外交官」 →1990年代後半以降、急速に進展したグローバル化の中で何が課題になっているのかを学ぶ(特にインテリジェンスについて。課題図書はリチャード・J・サミュエルズ『特務 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史』)。
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第10週 /
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第10講「特別講師による講義」 →現役の国際ジャーナリストによる講義を行う。
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第11週 /
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第11講「開かれた社会と外交官」 →より開かれた社会へと進展する中で外交官が如何なる新たな課題に直面しているのかを具体的な事例に即して考える(特に「デジタル外交」について)。
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第12週 /
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第12講「開かれた社会と外交官」 →より開かれた社会へと進展する中で外交官が如何なる新たな課題に直面しているのかを具体的な事例に即して考える(特に「国富」について)。
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第13週 /
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第13講「開かれた社会と外交官」 →→より開かれた社会へと進展する中で外交官が如何なる新たな課題に直面しているのかを具体的な事例に即して考える(特に「皇室外交」について)。
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第14週 /
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第14講「特別講師による講義」 →外交と深く関わりのある、現役の我が国特別職(ないし指定職)公務員による講義を行う。
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第15週 /
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第15講「失われた30年を乗り越えるための日本外交を考える」 →今後、2025年、さらには2050年までを見通した世界シナリオを考え、その中で我が国外交が果たすべき役割について考えながら、外交官の在り方についても展望する。
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授業計画コメント/Comments about the class plan
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特別講師による講義については当該講師の都合・事情により順番及び出講のタイミングが変更になる可能性がある。
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準備学習 (予習・復習)/Additional studies (Preparation, Review)
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毎回の講義で次回に向けて読むべき書籍・資料を指定するので、それを必ず読んでくること(所要3時間程度)。ただし講義内容は当該書籍・資料の内容に限らず、その場で感じたこと・考えたことを講師と積極的にやり取りできるよう、普段から外交及び外交官に関する公開報道(マスメディア/インターネット等)をフォローすること。
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成績評価の方法・基準/Evaluation method and criteria
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評価項目/Criteria
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評価配分(%)/Percentage
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備考/Remarks
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学期末試験/Final Examination
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50
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論述式で行う。
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レポート/Reports
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30
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毎回の講義の理解度を測るために行う。
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小テスト/Quizzes
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平常点(クラス参加、グループ作業の成果等)/Particlpation,Group Work, etc.
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20
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講師との質疑応答に積極的に参加する。
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その他(備考欄を参照)/Other(see remarks column)
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成績評価コメント/Comments on grades
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・ソクラテスメソッドで講義を行うため、学生側との活発なやりとりを強く期待している(それによって受講者全員が学びを深めることが目的)。
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教科書/Textbook
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1.
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タイトル/Title
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叢書(シリーズ名)/Name of Series
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著作者/Author
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『対欧米外交の追憶(上)』
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有馬龍夫/竹中治堅
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出版社/Publisher
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出版年(西暦)/Year of Publication
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版/Edition
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ISBN
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藤原書店
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2015
年
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初
版
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4865780033
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2.
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タイトル/Title
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叢書(シリーズ名)/Name of Series
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著作者/Author
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『対欧米外交の追憶(下)』
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有馬龍夫/竹中治堅
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出版社/Publisher
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出版年(西暦)/Year of Publication
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版/Edition
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ISBN
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藤原書店
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2015
年
|
初
版
|
486578005X
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3.
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タイトル/Title
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叢書(シリーズ名)/Name of Series
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著作者/Author
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『特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史 』
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リチャード・J・サミュエルズ
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出版社/Publisher
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出版年(西暦)/Year of Publication
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版/Edition
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ISBN
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日本経済新聞出版
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2020
年
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初
版
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4532176867
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教科書コメント/Comments about Textbooks
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参考書/ReferenceBook
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1.
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タイトル/Title
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叢書(シリーズ名)/Name of Series
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著作者/Author
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「日本封じ込め」の時代―日韓併合から読み解く日米同盟
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PHP新書
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原田武夫
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出版社/Publisher
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出版年(西暦)/Year of Publication
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版/Edition
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ISBN
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PHP研究所
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2007
年
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初
版
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4569690041
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2.
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タイトル/Title
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叢書(シリーズ名)/Name of Series
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著作者/Author
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世界史を動かす日本
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原田武夫
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出版社/Publisher
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出版年(西暦)/Year of Publication
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版/Edition
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ISBN
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徳間書店
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2014
年
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初
版
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4198638012
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参考書コメント/Comments about ReferenceBooks
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参考書はいずれも必須ではないが、講義の中で触れることがあるので適宜目を通しておくこと。
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備考/Additional Remarks
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